教員紹介・体験談

仙台高等専門学校 知能エレクトロニクス工学科 教授 藤木なほみ

20150413164410.jpgプロフィ-ル


茨城県出身

1977年に地元の茨城大学理学部物理学科卒業後、大学院を求めて奈良女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程へ、さらに博士課程を求めて東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程後期3年の課程へと次々と教育機関を渡り歩き、最後は、カナダ東海岸ハリファックスにあるダルハウジー大学理学部で、1989年にやっとPh.Dを取得しました。

当時、カナダでは女性研究者を増やすべく専用の補助金や採用制度を設けており、女性研究者はかなり優遇されていた時期でした。ダルハウジーで任期付の助手として数年働いた後、1992年10月に仙台電波高専(現仙台高専)情報通信工学科講師として採用していただきました。

 

高専では、初の専門学科女性教員と言われ、多感な年齢の学生達の担任、相談室長、図書館主事、学科長、寮務主事、外部での様々な委員と色々な役目を仰せつかり、気が付くと20年があっという間に過ぎていました。


現職:仙台高等専門学校 知能エレクトロニクス工学科教授 (高専教員歴22年)20150414121033.jpg

研究分野:知能情報数理学、統計力学

(1) 磁性体の統計力学分野において、ランダム磁性体の相転移のメカニズム解明や磁気ダイポール間相互作用による臨界現象の解明に関する理論的研究など

(2) ニューラルネットワークの数理モデル構築とその応用に関する研究

所属学会:日本物理学会会員、日本情報処理学会

 

 


 

■理工系分野を選択した時期やきっかけは?

 

大学時代に粒子がたくさん集まると互いに作用し合って初めて起こる物理現象が面白く、実用的応用へ繋げることの可能性に惹かれ磁性体の統計力学的研究に入りました。紙の上で数式やグラフと日々格闘するような研究でしたが、その後、高専生と伴にできる研究テーマをということで、これまでの研究が応用できるニューラルネットワークの数理モデルを手掛けるようになりました。

学生達はよく人工知能と勘違いしてやってきますが、それほど賢いものではありません。

 

夢の実現に向けて努力してきたことは?

 

知的好奇心や興味が常にモティベーションでした。諦めず少しずつでも前に進むことを心がけていると、大小はあってもチャンスは必ずやって来た感じがします。

人生の師と仰ぐ方の、社会に貢献するということは、大志を持って事を起こすことだけではなく、自分のするべきことを一生懸命やる事という言葉を常に大事にしてきました。

 

ワーク・ライフ・バランスを実現していく上で工夫・努力していることは?

 

要領が悪く同時に複数の事を上手にこなせない方なので、その時々で優先順位を明確にして、少なくとも自分の中では納得して取捨選択をするよう心がけ、長いスパンで物事を考えることでできるだけ後悔感を少なくするよう努めて来ました。

娘が2人いますが、彼女らが必要としているときに寄り添ってあげられたか、仕事と家庭の双方を上手くやってこられたのかは、分かりません。

 

女子中・高校生、女子学生へのメッセージ

 

理系、文系に分けたがる風潮があり、女子で理系って珍しくない?って、よく言われました。女性とか男性とか関係ありません。あなたの好きなことをすれば良いのです。多くのことに興味を持って、たくさんの経験をすることを億劫がらず、恐れず、でも自分は社会の大事な一員であると言う事も忘れないでください。

私の好きな言葉を送ります。

“社会に貢献するということは、自分のするべきことを一生懸命行う事”。

さて、あなたが、今、するべき事はなんでしょうか。

 


◎学寮の冬祭り”餅つき風景”です

 

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